mama Aki interview

【特別インタビュー】
厚木のフィリピンパブ「Sugar mama」

“お客さんと女の子、みんなが笑顔でいられる場所を”

厚木のフィリピンパブ「Sugar mama(シュガーママ)」は、2026年で13周年を迎えます。フィリピン出身のAkiさんが立ち上げたこの店は、華やかな雰囲気の中にも“人の温かさ”が感じられる場所。

コロナ禍を乗り越え、今も変わらぬ3,000円という価格と「お客様と女の子を大切に」という想いで続いてきたシュガーママ。その裏には、Akiさん自身の“家族への想い”、そして“フィリピンの子どもたちへの支援活動”という深いストーリーがありました。

今回は、そんなAkiさんに「お店を始めたきっかけ」から「13年間の軌跡」、そして「これからの夢」までをじっくり伺いました。

mama Aki

本厚木 フィリピンパブ シュガーママ
interview start

──今年で13年目を迎えたそうですね。まず最初に、このお店を始めようと思ったきっかけを教えてください。

Aki:もともと、自分のお店を持ちたいという夢がありました。でもただお店をやるだけじゃなくて、フィリピンの子どもたちのために、学校支援やボランティアをしたいという気持ちも強かったんです。お店で稼いだお金を寄付することで、少しでも助けになればと思って始めました。

──素晴らしいですね。実際に支援活動もされているんですか?

Aki:はい、たまにですが、自分の出身地・バタンガスの学校や貧しい地域に物資などを届けています。全部プライベートで、自分のできる範囲でやっています。写真もありますが、それは見せるためじゃなく「助けたい」という気持ちでやっているから公開していません。

── なるほど。最初はご自身のお子さんのためというのもあったとか?

Aki:そうですね。娘が小さいころに「医者になりたい」と言っていて、その夢を叶えさせたくてお店を頑張りました。普通の仕事では学費が難しいから、もっと頑張らないとって思ったんです。今は娘も無事にドクターになって、レジデント(医師国家試験を取得した研修医のこと)を終えたばかりです。彼女もボランティア活動をしたいと言ってくれています。

── 本当に努力の結果ですね。13年間の中で大変だった時期はありましたか?

Aki:もちろん、コロナの時期は大変でした。でも日本政府のサポートがあったので、家賃やカラオケの費用などもきちんと払い続けることができました。お客さんも本当に良い人たちばかりで、トラブルとかもなくてありがたかったです。

── お客さんは厚木の方が多いんですか?

Aki:はい、今は4割くらいが厚木に住んでいる人たちです。コロナ前は8割くらいだったけど、今は出張で来ているお客さんも多いです。名古屋とか他の地域から仕事で来て、夜はうちで過ごしてくれる人が増えています。リピートのお客さんも結構いますよ。

── では、お店としての目標や夢はありますか?

Aki:このお店は、私がいなくても女の子たちとお客さんで続いていけるお店にしたいです。ちゃんと自分の給料がもらえて、家賃を払えればそれでいい。儲けよりも「みんなが笑顔で働ける場所」であることが大事。

── 価格もずっと変えてないんですね。

Aki:そう、オープン当初からずっと3,000円でやっています。無理に値上げせずにできる範囲で。お客さんが楽しく過ごせて、女の子たちにしっかり給料が払えるなら、それでいいんです。

── お客さんに対しては、どんな気持ちで向き合っていますか?

Aki:お客さんには、嫌なことや疲れを忘れてほしい。少しの時間でも楽しい気持ちになって帰ってもらえればと思ってます。話を聞いたり、アドバイスをしたりね。ストレスがある人も多いから、ここでは癒やされたらいいなって。ただ話を聞いてあげるだけでもいいと思っています。人って、誰かに話したいだけの時もあるから。

── 仕事をしていて一番嬉しかったことは?

Aki:毎日が嬉しいです(笑)。本当に、仕事が好きだから。お客さんや女の子たちと過ごす時間が幸せです。寂しいと思ったことがないんです。

── すごいですね。いつもポジティブなんですね。

Aki:そうですね。嫌なこともあるけど、それがあるからこそ嬉しい事に気が付けます。人生、うれしい事、嫌な事、色々ありますよね。それが”人生”だと思っています。(笑)

── 長く続ける秘訣ですね。将来的にはどうされたいですか?

Aki:正直、もう少ししたら引退も考えています。もしお店を続けるなら、頑張っている女の子に引き継ぎたいです。私はフィリピンに帰って、またボランティアを続けたいと思っています。

── 最後に、お店への想いを改めて聞かせてください。

Aki:このお店は、私にとって家族のような場所です。女の子もお客さんも、みんな支え合ってきた13年でした。これからも「みんなが安心して笑える場所」であってほしいです。

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